org-modeで計測をするとタスクの集計が分かるのだが、週毎、月毎に振り返ってみるにはどうすれば良いか分からなかったので、タスクの子階層に日毎のアイテムを「アイテム(1)」、「アイテム(2)」といった感じやっていたが、ちょっと面倒。なんとかならないかと調べてみた。
社内で他にタスク管理ツールを使っていてそれにも記録しないといけないといったケースもあるかもしれない。その場合1日の作業毎の時間がすぐに分かれば転記しやすい。
アジェンダモードで C-c C-x C-c とやると時間がカラム表示されるのであるが、ひとつのアイテムを複数の日に渡ってやっている場合はその合計が表示されてしまう。
解決策としては、「C-c C-x C-r (org-clock-report)」を使えば良いことが判明。
当たり前の答えで、読み始めから違和感を感じていた人も多いに違いないとは思うが、ひょっとしたら私と同じようにorg-modeは沢山機能があり過ぎるので、とりあえず知っいる範囲でなんとかやりくりしていて同じ悩みを持っている人がいるかも知れないということで。
やり方は、
C-c C-x C-r を実行したあと、clocktableの属性を以下のような感じに変える。「step day」が一日毎の表示指定。stepを使うときは、:blockもしくは、期間指定(:tstart、:tend)を使う必要がある。
#+BEGIN: clocktable :maxlevel 3 :scope subtree :step day :block 2015-09 :stepskip0
1日分を見たいときは、
#+BEGIN: clocktable :maxlevel 5 :scope agenda :step day :stepskip0 :fileskip0 :block today
のtodayのところで、「shift + 矢印キーの左右」で1日分を確認できる。
とても便利なので「C-c C-x C-r (org-clock-report)」のマニュアルを読んでみてはどうだろう。