親指シフト入力 on Emacs のススメ

Emacsは人気のあるテキストエディタです。たくさんのマクロ(スマホでいえばアプリのようなものですかね)があり、文書作成やプログラミングに便利な環境を整えることができます。

Emacsの素晴らしい機能はたくさんありますが、私がおすすめしたいのは、Emacsでは、日本語入力(変換)もマクロを使おう、というものです。Emacsは大抵のOSで使えますので、テキスト編集に関してどのOSでも同じように作業ができるわけですが、さらに日本語の入力もEmacsのマクロをつかうことで、どの環境でもほとんど違和感なく作業ができるようになります。

Emacs上で使える日本語入力マクロはいくつかありますが、おそらくもっとも多く使われているのはskkではないかと思います。skkを使うことでかなり便利になると思いますが、私はローマ字入力方式のskkではなく、skkのパッケージに含まれている親指シフトカナ入力のskk-nicolaというものを使うことで、さらに便利になっている(はず)と考えています。

カナ入力というのがポイントです(親指シフト入力についてはここでは説明を省かせてもらいます)。ただのローマ字のskkだと、OSのデフォルトのIMEのローマ字入力との微妙な違いに混乱してしまいますが、カナ入力だとそうならないわけです(多分ね)。そして、長めの文章を書くときはEmacs上で、検索フォームなどに入力する程度はOS標準のローマ字入力で、という使い分けをするわけです。

そして、繰り返しになりますが、Emacsなので、OSが異なっていてもその慣れた入力方法が全く同じ使用感で使えるということになります。

親指シフト入力については、どのキーボードでも快適に入力できるわけではないというのが難点ですが、マイキーボードを常に携帯すれば買えば解決です。もしくは、私のように濁音、半濁音を2打鍵にしてしまうという残念な使い方もあります。一度、親指シフト on Emacs を試してみませんか。